夏もの

AAA( トリプル・エー ) 夏もの專輯

3.花火

作曲:小西貴雄
作詞:川原京

花(はな)びらが舞(まい)うよに 泳(およ)ぐ金魚(きんぎょ)をせがんだ
二人(ふたり)の夏(なつ)の日(ひ)を 愛(いと)しむ樣(よう)に
今年(ことし)もまた同(おな)じ 風薰(かぜかお)る季節(とき) 巡(めぐ)って
想(おも)い出(で)に躓(つまづ)く夜道(よみち)
大(おお)きな背中(せなか)を ただ 追(お)い掛(か)けていた
無傷(むきず)な日(ひ)に 終(お)わりが來(く)ることを どこかで知(し)ってた
搖(ゆ)れる花火(はなび) はらりはらり 瞳閉(ひとみと)じて 今(いま) はらはら
想(おも)い映(うつ)す あなたの橫顏(よこかお) 浮(う)かび 待(ま)ち望(のぞ)むは

明(あ)け方(がた)の雨(あめ)音(おと) 琥珀(こはく)色(いろ)の淋(さび)しさ
あなたの住(す)む街(まち)は 晴(は)れてますか?
たくさんの優(やさ)しさ 通(とお)り過(す)ぎた景色(けしき)を
振(ふ)り返(かえ)る勇氣(ゆうき)はなくて
置(お)き去(ざ)りにしたまま 日燒(ひや)けした想(おも)い出(で)
おだやかに沈(しず)む太陽(たいよう)は 全(すべ)てを包(つつ)んだ
笑(わら)うあなた はしゃいだ日(ひ)も いつか全部(ぜんぶ) 消(き)えてゆくの?
夕(ゆう)の名殘(なご)り 見送(みおく)りながら 今夜(こんや) 月(つき)が照(て)らし

搖(ゆ)れる花火(はなび) はらりはらり 瞳閉(ひとみと)じて 今(いま) はらはら
想(おも)い映(うつ)す あなたの橫顏(おうかお) 浮(う)かび 待(まち)ち望(のぞ)むは

遠(とお)い水面(みなも) きらりきらり 祈(いの)るように 手(て)をかざした
夜(よる)にもたれ そっと見上(みあ)げた 空(そら)に舞(ま)い上(あ)がるよ